インテリア トレンドレポート

Vol.7 「ゆるくつながる場」を
自ら監修の家具と自社オフィスで問う

二人はこう話す。「住宅というのはある程度、型が決まっていて、キッチン、バス、トイレ、寝室など生活に必要な要素を取りこぼすことができない。一方でオフィスには職種によって定型がないと僕らは考えています。同じ職種でも目指すものや、ワークスタイルが違えば、同じ形のオフィスというのはあり得ないんじゃないかと思うほどです」。

photo

「常識的な枠のオフィスは汎用性はあるけれど、仕事を発展させたり、楽しいものにしたりする推進力には欠けるところがある。コモンファニチャーは常識的なオフィスと、その会社にあった個性を両立させる二面性を持たせました」と猪熊さん。

photo

スタッフのスペースはメッシュの壁なので、打ち合わせの内容は自然と耳に入ってくる。リモートワークも主流の時代だが、誰がどのように何を進めているか、自然に感覚を共有雨できるゆるい仕切りが、事務所のチーム力を高めている。

photo