KEYNOTE SPEECH & TREND FORUMS
KEYNOTE
SPEECH
6月3日(火)13:00 ~ 14:00
「本当のウェルビーイングをかなえるオフィス空間とは」
商業施設から住宅、シェアオフィスまで、居心地の良い空間提案で多数の受賞歴を誇る成瀬・猪熊建築設計事務所。
同事務所を主宰する二人によって、働く人たちの快適性とエンゲージメントを高めるオフィスの在り方について、
またそのオフィスの具現化に必要とされる設計手法が、「建築」と「インテリア」、それぞれの視点を織り交ぜて語られる。

- 成瀬 友梨成瀬・猪熊建築設計事務所共同主宰
- 2004年東京大学大学院工学系研究科建築学専攻修士課程修了。2007年同博士課程単位取得退学。2007年成瀬・猪熊建築設計事務所共同設立。2009東京大学特任助教。2010-2017年東京大学助教。2022年よりグッドデザイン賞審査員。

- 猪熊 純成瀬・猪熊建築設計事務所共同主宰
- 芝浦工業大学教授。1977年神奈川県生まれ。2004年東京大学大学院修士課程修了。2006年まで千葉学建築計画事務所勤務。2007年成瀬・猪熊建築設計事務所共同設立。2008-2020年首都大学東京助教。2020-2021年東京都立大学助教。2021-2024年芝浦工業大学准教授。2024年より現職。

TREND
FORUMS
6月4日(水)※AI翻訳11:00 ~ 12:00※AI翻訳
「ガレージのルール:
『ブートストラップ』『ハッキング』、そしてシリコンバレーの型破りな建築」
Apple、Google、Metaといったシリコンバレーのテック企業が生み出した職場環境は、創造性と生産性を高める理想のモデルとして世界中で取り入れられている。しかし、その起源はオフィスではなく、学生寮やガレージ、大学、工場、研究所にある。Apple Parkのような最先端の企業建築も、実はシリコンバレー創成期の自由な発想と実験精神を継承している。本講演では、シリコンバレー初期の精神が現代の企業キャンパスにどう受け継がれているのかを探り、その示唆を考察する。

- クロード・ダットソン博士建築学者・講師
- イースト・ロンドン大学で建築を学び、ロイヤル・カレッジ・オブ・アート(RCA)で修士・博士号を取得。メディア理論を学び、1990年代のドットコム・ブーム時に新興メディアのコンサルティングに携わる。現在、RCAおよびバートレット建築学校で教鞭を執る。シリコンバレーのテック企業のキャンパスの変遷と管理文化の空間化を研究し、その社会・政治・環境への影響を探る。建築ドローイングやVRを活用し、テック企業の権力構造を可視化。国際的な学術誌や書籍に寄稿し『Disegno』などに論考を発表。ロンドン・デザイン・ウィークやオルガテック・ケルンなど多数の国際イベントにて講演、ケンブリッジ大学やKTHストックホルムでも講義を行う。著書『Proprietary Polis: Architecture and Silicon Valley』は2027年刊行予定。
6月5日(木)11:00 ~ 12:00
「オフィスワーカーが心地よく働くための“デザイン”」
「心地よい体験の探求」「コミュニケーションのリデザイン」を運営方針に掲げる建築設計事務所Puddle代表の加藤匡毅と、世界33の国と地域で刊行されているデザインとインテリアの雑誌「エル・デコ」の日本版編集長、木熊太郎がセッション。これからのワークスペースに求められる“デザイン”及び、その“デザイン”が果たすべき役割について、オフィスデザインのトレンドなども分析しながら解き明かしていく。

- 加藤 匡毅「Puddle」代表・建築家
- 一級建築士。工学院大学建築学科卒業。隈研吾建築都市設計事務所などを経て「Puddle」設立。様々な国で建築・インテリアを設計。各土地の素材を用いた美しく変化していく空間設計を通し、そこで過ごす人の心地良さを探求し続ける。主な作品に「Sequence Miyashitapark」「SANU SKY loft」「IWAI Omotesando」など。著書「カフェの空間学 世界のデザイン手法」。

- 木熊 太郎『エル・デコ』日本版編集長
- ライフスタイル系ネット媒体の編集長や『VOGUEJAPAN』『Casa BRUTUS』などのデジタルメディアを経て、2020年ハースト・デジタル・ジャパン入社。『ELLE Digital』のチーフ ウェブ プロデューサーとして動画配信イベント等をけん引。2022年9 月『ELLE DECOR』日本版編集長に就任。JODAデザインミュージアムセレクション特別審査員。趣味は名建築巡礼、ライカ、木彫り熊収集。